ひたすら壁打ち

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中山真斗楽曲と『ぼく勉』サントラ

 最近のお気に入りは『ぼくたちは勉強ができない』、略して『ぼく勉』のサウンドトラック。

 作曲・編曲はすべて中山真斗さん。

 サントラがBlu-ray&DVD特典とのことで、全6巻買うのは財布に痛いな……とちょっと悲しくなっていた。しかし、サントラは第1巻のみの特典で、残りの巻にはキャラクターソングがつくとのこと。

 サントラ至上主義者にとっては1巻だけ買えばいいというのは、非常にありがたい。取り込みも楽だし、何より財布の負担が少ない。まあ結局オタクは全巻買ってしまうのだけども。


 ところでこのサントラの売り方、似たような記憶が……と思ったら、同じく中山真斗さんが劇伴担当の『B-PROJECT〜鼓動*アンビシャス〜』もサントラが第1巻特典、残りの巻がキャラソンだった。

 ちなみに『ビープロ』のサントラは配信販売もされている。たとえばこれとか。

Welcome To B-PROJECT!

Welcome To B-PROJECT!

 

 そういえば中山真斗さんが初めて単独で劇伴を担当された『となりの怪物くん』もサントラが第3巻の特典だった。

 (ほかの巻にはドラマCDだったり、キャラクターによるデュエットカバーソングCDだったり、キャスト座談会CDがついていた。)


 中山さんが劇伴制作で関わっている作品だと、『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズ(ゲーム含む)もサントラは円盤特典だし、『君と僕。』シリーズもサントラは円盤特典だった。しかも各巻分割。

 キャラクターソングも入れると『世界征服~謀略のズヴィズダー~』は各巻円盤特典だったな。

 1巻分だけだったけど、『NEW GAME!!』と『ゆらぎ荘の幽奈さん』もキャラクターソングは円盤特典だった。

 なんかひたすら「中山真斗さんが担当した劇伴・キャラクターソングはほぼ円盤特典説」を検証する記事みたいになっている。

 中山さん関連、『ダイヤのA』や『Cutie Honey Universe』はCDで出てくれた。

TVアニメ「ダイヤのA」オリジナルサウンドトラック

TVアニメ「ダイヤのA」オリジナルサウンドトラック

TVアニメ「Cutie Honey Universe」Original Sound Track

TVアニメ「Cutie Honey Universe」Original Sound Track

 円盤特典だとレンタルも配信もないので、やっぱりCDで発売されるとオタクは嬉しい。

 ちなみにちなむと中山さん関連で『枕男子』と『魔法少女なんてもういいですから。』はサントラが出ていない気がする。出ないかなあ。


 話を最初に戻す(逸れがち)。

 『ぼく勉』のサントラがめちゃくちゃ良い。買ってない人はBlu-rayか、DVD第1巻を買って聴いてほしい。円盤は価格帯が高めだし、第1巻は収納BOX付で箱がデカいけど、それでも買ってほしい。

 ていうか、まずアニメがいい。いやストーリーとキャラクターもいい。ユニットStudyが歌うOP「セイシュンゼミナール」(作詞:こだまさおり/作曲:山田高弘/編曲:齋藤真也)もED「Never Give It Up!」(作詞:川田まみ/作編曲:井内舞子)もアルティメット良い。アニプレックスの山内さんと安谷屋さんにも感謝。みんな聴いて。

セイシュンゼミナール

セイシュンゼミナール

  • Study
  • アニメ
  • ¥250
Never Give It Up!!

Never Give It Up!!

  • Study
  • アニメ
  • ¥250

 さらに円盤についてくる特典冊子に載っている数学や英語の問題も解き甲斐がある。答えもついてるけど、自分は微分をつかう問題の解き方をすっかり忘れてて、現役高校生ってめっちゃスゴいなと思った。ところで、英単語の問題は1問綴りミスがある気がする(weapってやつ、たぶんweepの誤植?)。

 なにはともあれ、『ぼく勉』全部いい。全部いいけど、今回はサントラの話だけする。
 収録曲は下記の通り。

【トラックリスト】
1 ぼくたちは勉強ができない
2 教育係を命じる
3 赤点先生
4 ぼくたちは勉強する
5 まどろみの午後
6 やっぱり見捨てるんじゃないですか
7 できない気持ちがわかるのは
8 やっかいな気持ち
9 Didn't you kiss someone?
10 微分積分スクランブル
11 好きなんだ、星
12 機械仕掛けの親指姫
13 解答欄ずれてない?
14 誰にでも一生懸命
15 KOJUTO
16 Go!Go! Athletic
17 エスケープ・フロム・ザ・スクール
18 覚えててくれたんだ
19 放課後のノクターン
20 ファットなミジンコ
21 その人物の心情を答えなさい
22 99パーセントの努力
23 唯我家の食卓
24 頭が良くなるラグタイム


 全体的に、中山さんにしてはトリッキーさが少ないというか(ほめてる)、ストレートな印象。収録された24曲からは、コミカルなドタバタ楽曲や切なくゆったりとした楽曲、ハートフルで温かみのある楽曲などなど、ジャンルの幅広さが味わえる。


 ではでは何曲かだけ感想を書くの巻。

 いちばんお気に入りの曲は7の「できない気持ちがわかるのは」。アコースティックギターによるしんみりした劇伴。タイトル通り、とても心に寄り添ってくれるあたたかい曲だと思う。

 あと、武元うるかちゃん(作品に登場するヒロインのひとりで、水泳部の元気な女の子)の一途さに心打たれているので、9の「Didn't you kiss someone?」はタイトルだけで、あのシーンを思い出してちょっと切なくなる。

 10の「微分積分スクランブル」はハチャメチャに元気なスーパー中山真斗さん楽曲で、ブラスが入ってくるあたりからウルトラハイパー中山真斗さん楽曲になる。めちゃくちゃ中山真斗さん。誰かわかってくれ。

 16の「Go!Go! Athletic」、どことなく某軽音楽アニメOPを思い出させるタイトルで、実際に後半の音が上がっていくところもなんかそんな感じがする(表現がド下手)。完全に主観だけども、こういうデジタルな楽曲を聴くと、屋内スポーツのイメージが脳内に浮かぶ。

 22の「99パーセントの努力」、すごくひたむきに頑張ってるのが重なり合う楽器の響きから伝わってくる。動く弦楽器の躍動感って、机の上で熱心にペンを走らせるのに合うんだなあって思ったり。

 ラスト、24の「頭の良くなるラグタイム」、まずタイトルが頭良すぎる。多湖輝先生(頭の体操で一世を風靡した大学教授)がつけそうなタイトルだと思う(?)。
 ラグタイム系の曲で鳴ってるヒューイ!ヒューン!みたいなカートゥーン的な音、めちゃくちゃ好き。



 さて一通り『ぼく勉』のサントラを聴いて頭が良くなったら、〆は「天才のプレイリスト」を聴いて天才になっちゃってください。

天才のプレイリスト (feat. Robby(CV:中井和哉))

天才のプレイリスト (feat. Robby(CV:中井和哉))