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2019年アニメ音楽10選(エレガ以外)

 2019年も残りわずか。今年は「平成アニソン大賞」だったり、「アニソン派!」だったり、アニメ楽曲をブランド化するイベントが多かった印象です。

 もうサブのカルチャーじゃないんだぜ、もっともっと地位上げてこー!という気持ちもありつつ、サブのままのほうが自由度高くて面白いんじゃないかな?の気持ちもありつつ。

 それはさておき、個人的な2019年アニメ楽曲10選、やっていきます。ちなみにElements Garden楽曲は別枠にてやっております。

 選曲基準は
・今年(2019年)にフルサイズが発売、配信ないし公開された楽曲。
・アニメ、ゲーム、声優といった広義のサブカルチャー楽曲(以下では、これらの総称として「アニメ楽曲」あるいは「アニソン」と呼んでいます)。

 ではでは、れでぃごー。

1、アイツとキミ~二度とない運命~ / 中野二乃(CV: 竹達彩奈

作詞:結城アイラ
作曲・編曲:本田正樹

アイツとキミ~二度とない運命~

アイツとキミ~二度とない運命~


TVアニメ「五等分の花嫁」キャラクターソング・ミニアルバム試聴動画(サビver.)

 TVアニメ『五等分の花嫁』のキャラクターソング・ミニアルバム収録。正直、一花と五月のキャラソンとも迷ったけど、今回は二乃に軍配。
 5人のヒロインたちの曲の中でいちばん「キャラソン」だったから、というのが選出理由。ノリやすいバンドサウンドで、メロディがとても心地良い。
 ちなみに自分は三玖派だと知り合いに言ったら「ええ!?それはオタクじゃないですか!ボクは二乃が好きです」と言われました。

2、IMMORAL WORLD / UNDEAD〈朔間 零(CV: 増田俊樹)、羽風 薫(CV: 細貝 圭)、大神晃牙(CV: 小野友樹)、乙狩アドニス(CV: 羽多野 渉)〉

作詞:こだまさおり
作曲・編曲:矢鴇つかさArte Refact

IMMORAL WORLD

IMMORAL WORLD


 TVアニメ『あんさんぶるスターズ!』EDテーマ集1収録。あんスタはユニットだと流星隊が好きなのですが、曲はダントツでUNDEADが好きです。
 サウンドはハードで情熱的なロックなのですが、怜悧でジャジーなピアノも入ってきて、とても大人びた雰囲気の楽曲です。アウトロのコールも含めて、最初から最後までライブでの光景が目に浮かぶようなエネルギーがあります。

 ところでUNDEADは2015年に「ハニーミルクはお好みで」という曲が発表されていますが、これがスゴく良い。とにかく良い。2018年発売のアルバムにも入ってるので聴いてほしい(紹介するタイミングを失っていたのでここで供養)。

ハニーミルクはお好みで

ハニーミルクはお好みで

3、Life is tasty! / 燦鳥ノム

作詞・作曲・編曲:じん

Life is tasty!

Life is tasty!

  • 燦鳥ノム
  • J-Pop
  • ¥255


Life is tasty!/燦鳥ノム【オリジナル曲】

 サントリー発のバーチャルYouTuber燦鳥ノムの初オリジナル曲。「クラフトボス」という飲料製品のイメージ、燦鳥ノムというキャラクターのイメージを見事に融合させた珠玉の1曲で、スッキリ感がたまらなくてずっと聴いてしまいます。
 今年の夏は朝、電車乗ったら必ず最初に聴く曲となっておりました。
 ここに書いていいのか分からないのですが(ダメなら消します)、作詞作編曲のじんさんにめちゃくちゃ聴いてます~とお話ししたら、イントロとアウトロの冷蔵庫の音はじんさんの家の冷蔵庫で録ったと教えていただきました。
 ……クリエイターの家電が登場する楽曲をまとめる必要性がありますね?(※アイマスの「CRIMSON LOVERS」という楽曲の間奏に作編曲の広川恵一さん(MONACA)の家の掃除機の音が入っていることを念頭においている)

4、Don't think,スマイル!!/ KiRaRe

作詞:高瀬愛虹
作曲・編曲:伊藤 翼

Don't think,スマイル!!

Don't think,スマイル!!

  • KiRaRe
  • アニメ
  • ¥255

 TVアニメ『Re:ステージ! ドリームデイズ♪』OP主題歌。この記事を書く前に一通り「今年の10選」を挙げているブログ記事を読んだのですが、「ハッピータイフーン」を挙げている人のほうが多かった気がしました。でも個人的にはこっち。
 リズム感がめちゃくちゃ好きなんですよね。サビの「だから何度も!何度も!何度も!」のところとか。
 2番のあとの間奏に、これまでのKiRaRe楽曲のフレーズが出てくるのもエモい。「アニメを観てください」と言われたので早く観ようと思います(未視聴)。

5、comic cosmic(M@STER VERSION) /

佐久間まゆ (CV: 牧野由依)、久川 颯 (CV: 長江里加)、中野有香 (CV: 下地紫野)、佐々木千枝 (CV: 今井麻夏) 、堀 裕子 (CV: 鈴木絵理)

作詞:只野菜摘
作曲・編曲: 篠崎あやと、橘亮祐

comic cosmic (M@STER VERSION)

comic cosmic (M@STER VERSION)

 アプリゲーム『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』楽曲。
 デレステは「O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!」や「しゅがーはぁと☆レボリューション」、「無重力シャトル」も捨てがたい……ええ、「Fascinate」って2019年!?みたいな状態でした。発売ベースでいくと「Sunshine See May」も良かった……。とにかく絞るのはとても難しかったです。あ、「TRUE COLORS」も好き……。
 しかし、数ある強力な楽曲のなかから選んだ「comic cosmic」は、とにかく祝祭感・非日常感があって、曲の間だけ自分を別の世界に連れていってくれるように思えました。

 「かけがえのないこの時間は みんなでつくりだすもの」

 これライブで歌われたら泣いちゃうんだろうなあの予感しかないですね。

6、道化師と♠️(sadness) / 古川 慎

作詞:古川 慎
作曲・編曲:本多友紀Arte Refact

サブスクなし


古川 慎 / 2nd Single 「地図が無くても戻るから」試聴動画

 古川慎さんの2ndシングルのカップリング曲。ジャズです。1stの表題曲「miserable masquerade」の続編みたいな感じなんでしょうか。
 ホーンセクションがアダルトで、陰のある楽曲を優美に彩ります。本多さん、こういう引き出しもあったのか~と驚きました。
 いやはやこの曲、楽曲派を名乗る人間が誰も推薦してないのは納得がいかない!!
 個人的にももっと男性声優さんの曲も追っていきたいですね。寺島拓篤さんの「Buddy, steady, go!」も良かったですね。

7、TwinkleStars / ユイ(CV: 種田梨沙)、ヒヨリ(CV: 東山奈央)、レイ(CV: 早見沙織

作詞:辻 純更
作曲・編曲:石濱 翔(MONACA

TwinkleStars

TwinkleStars

 『プリンセスコネクト!Re:Dive』挿入歌。イントロからベースのスラップがヤバい!と話題のこの曲は、MONACAの石濱さんによる作編曲。近年の石濱さん楽曲はクラブサウンド系が多かったので、なんとなく回帰感がありました。
 歌っているのが種田さん、早見さん、東山さんとのことで、好みの声が重なっているのも激賞ポイントです。
 プリコネ曲、井上拓さん作編曲の「We Are Golden」と最後までどちらを入れるべきか悩みましたが、気がついたら「TwinkleStars」を口ずさんでいたので、今回はこちらが入りました(天徳の内裏歌合において、壬生忠見平兼盛の対決を決した村上帝の気持ち)。

8、Blast! / TRUE

作詞:唐沢美帆
作曲・編曲:加藤裕介

Blast!

Blast!

  • TRUE
  • アニメ
  • ¥255



【TRUE】「Blast!」MV Short Ver.(『劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』主題歌)

 『劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』主題歌。
 『響け!』の劇場版主題歌とのことで、吹奏楽を活かした楽曲で、とにかくパワフルでエネルギッシュで聴いていると元気がもらえます。
 歌詞が全てあまりにも良すぎて、北宇治の吹奏楽部員に移入しちゃうのですが、その中でも特に大サビの歌詞が本当にシリーズのストーリーを思い出させて涙を誘うんですよね。劇場でもスタッフロールを前に静かに泣きました。

 「受け継がれてく思い
  先を行く先輩の願い
  Ah 果たされてく金色の誓い
  私を強く変えてくれる」

 詞が活き活きとしている楽曲を聴くと、音楽とは本来こういう詞のもつ潜在力を高めるためのものなんじゃないか、みたいな些か呪術的な側面に思いを馳せてしまうのですが、曲にのることでスッと自分に染みこんでくるのですね。 

9、ファンサ / mona(CV:夏川椎菜

作詞・作曲・編曲:HoneyWorks


【MV】ファンサ/mona(CV:夏川椎菜)【HoneyWorks】

 この曲、顔と声がめちゃくちゃ好きなライバーさんがカバーしたんですよ。それを聴いてからめちゃくちゃ良い曲だ!!!となって、こちらの公式動画を日々再生しています。
 緑仙のカバー、鷹宮リオン様のカバー、富士葵ちゃんのカバー、それぞれ雰囲気が違うのでぜんぶ聴き比べて好みを見つけるのも良いですね。
 そういえば、この曲も含めて多くのハニワ楽曲で、樋口幸佑さん(ぐーさん)がドラムを叩いているのですが、2019年1月の大阪での樋口楓さんライブ「KANA-DERO」でもドラムを担当されていましたね。めちゃくちゃ良かったなあ……なんだかもうだいぶ前のことに感じますね……何故でしょう……。

10、Virtual to LIVE / にじさんじ

作詞・作曲・編曲:kz

Virtual to LIVE

Virtual to LIVE


にじさんじ - Virtual to LIVE [Official Music Video]


 にじさんじ一周年楽曲。バーチャルライバーたちの活動の軌跡であり、結晶です。
 アルバム『にじさんじ Music MIX UP!!』の楽曲もどれもよくて、2019年の下半期はアルバム通しでかなり再生していました。
 何がイイって「思い入れができたから」なんですよね。ここ数年、音楽を作曲家さんで追って聴いてきて、それはそれとしておもしろかったのですが、最近は声の良さや歌っている人への思い入れでも聴くことの良さも思い出して、一般人のような聴き方に回帰しました。
 そのきっかけはにじさんじライバーさんたちの歌ってみただったり、オリジナル曲だったりするので、自分の音楽体験によくも影響を与えてくれたな、にじさんじ!という気持ちです。
 思い入れ抜きにしても、良い曲だよ~~~。


 というわけで、以上が個人的10選となりました。

 私の10選には入らなかったのですが、夏川椎菜さんのアルバム『ログライン』と水瀬いのりさんのアルバム『Catch the Rainbow!』を選んでいる方が結構多かったですね。個人的に夏川さんは『EP01』のほうが好みの傾向でしたが、世の中的には『ログライン』のほうが強いのかな。
 
 せっかくなので、その他のノミネート曲にも言及しておきたいですね。とりあえずタイトルだけ10曲ほど。どれも良かった!

・ソラノネ(ZAQ
・ささやかな祝祭(sora tob sakana
・イヤヨイヤヨモスキノウチ!(スピラ・スピカ)
・花咲キオトメ(七花少女)
・楽園都市(オーイシマサヨシ
・Music Power→‼︎‼︎(スフィア)
・蝶になってみませんか(凛明館女学校)
・Courageous-Clap(田所あずさ
・ホットホワイトデリバリー♪(モカ(CV: 茅野愛衣))
・PEARL(伊藤美来

 来年も良い曲にたくさん出会えるように頑張って聴いていきたいと思います!